名称:オンラインサロン4LDK シーズン4
日時:2018年10月12日(金) 22時〜
日時:2018年10月14日(日) 22時〜
講師:デスクトップワークス 田口真行さん
先読みマネジメントとは
プロジェクトは、ロードマップを作ってもなかなかその通りには進みません。
トラブルが起こるのはいわば、当たり前です。
あらかじめフェーズごとにトラブルを予測することで、備えることができます。
これを、リスクマネジメントと言います。
2日間で、先読み力を高める練習をしました。
先読みマネジメントの流れ
トラブルの予測
やみくもにトラブルを予測しようとしても難しく、漏れも生じます。
そこで、デザイン制作段階、プログラム開発段階、検証段階などのフェーズごとに予測します。
「素材の提供が遅くて制作の進行に支障をきたす」とか、
「制作途中に社長の意見で変更になる」とかです。
↓
回避策の検討
予測したトラブルに対して対策を考えます。
↓
いつ手を打つか(実施のタイミング)
いつするか、のタイミングは大切です。
タイミングを決めたら、タスクを見てすぐ行動を起こせるようなタスクを作成します。
感想
実際に回避策を考えるワークをしたのですが、
定期的に連絡して納期に間に合うように提出してもらう
いかにクライアントに変更させないか
あらかじめ遅れを見越したスケジュールを組んでおく
というような方向で考えがちでした。
それも大切なのですが、
田口さんの
人間が起こすトラブルは、人間らしく対応する!
という言葉が印象的でした。
正論で固めて変更を封じても、相手に納得感を持ってもらえません。
変更できませんと釘を刺しても、変えたい想いは変わりません。
変更は出ないわけがないのです。
お客様に寄り添って、なぜこのようなことが起こるのか、提出が遅れるのはなぜか、相手が素材を準備しやすいような回避策を考えてあげたり、できるだけ早い段階でイメージできるものを提供したり、人の思いをどう扱うかということを大切にして納得感を持ってもらうという視点を私も持っていたいと思いました。
もちろん、治すということは、再設計も必要で費用もかかってきます。
承認フローを決めておいて変更を回避するということもしておかなければなりません。
また、応急措置で変更すると無理が出るので、変更はリリースの後に次のフェーズでするというワークフローを作っておくという方法があることも学びました。
マネジメントというのは、とても人間的です。
相手に寄り添って想像する、プロジェクト全体を想像する、想像することが先読み力につながるのだと思います。
分かっていても難しく経験も必要だと思いますが、私も日頃から意識して想像力、先読み力を鍛えたいと思います。